ニュースレター

2016-03-23
News Letter 2016年4月号: テキサス オープン・キャリー法
テキサス州は、2016年1月にTexas Open Carry Bill for Concealed Handgun Holders (オープン・キャリー法)を発効し、全米で45番目の州として、他人から見える状態で拳銃を携帯すること(オープン・キャリー)を認めることになりました。このオープン・キャリー法は、既存のライセンス保有者が拳銃を他人から見えないようにして携帯することを認める法(1995年に発効)の範囲を広げ、ライセンス保有者が肩あるいはベルトのホルスターに拳銃を入れてオープン・キャリーすることを認めるようにしたものです。

雇用主や事業主は、ポリシーを定めそれをオフィスの入口に特定の掲示板にて表示することにより、従業員や訪問者が(他人から見えないようにして、あるいはオープン・キャリーして)拳銃を携帯させないようにすることができます。従業員が拳銃を携帯することを禁止するには、雇用主はポリシーを定め、従業員にその禁止についての通知をしなければなりません。しかしながらこのポリシーは、従業員が個人所有する鍵がかかった車両の中にて拳銃を保有もしくは保管することは禁止できません。

訪問者(もしくは勤務時間外の従業員)による拳銃の携帯を禁止するには、下記の法にしたがった掲示板をオフィスの全ての入口に目立ってはっきりと見えるように、英語とスペイン語で、 少なくとも1インチ以上の大きさのブロック体で、背景とは対照的な色のフォントを使い 表示しなければなりません。

“PURSUANT TO SECTION 30.06, PENAL CODE (TRESPASS BY LICENSE HOLDER WITH A CONCEALED HANDGUN), A PERSON LICENSED UNDER SUBCHAPTER H, CHAPTER 411, GOVERNMENT CODE (HANDGUN LICENSING LAW), MAY NOT ENTER THIS PROPERTY WITH A CONCEALED HANDGUN.”

訪問者(もしくは勤務時間外の従業員)による拳銃のオープン・キャリーを禁止するには、 下記の法に従った掲示板をオフィスの全ての入口に目立ってはっきりと見えるように、英語とスペイン語で、 少なくとも1インチ以上の大きさのブロック体で、背景とは対照的な色のフォントを使い 表示しなければなりません。

“PURSUANT TO SECTION 30.07, PENAL CODE (TRESPASS BY LICENSE HOLDER WITH AN OPENLY CARRIED HANDGUN), A PERSON LICENSED UNDER SUBCHAPTER H, CHAPTER 411, GOVERNMENT CODE (HANDGUN LICENSING LAW), MAY NOT ENTER THIS PROPERTY WITH A HANDGUN THAT IS CARRIED OPENLY.”

雇用主は各々の既存のポリシーをレビューし、従業員に適切な通知を与えているか、掲示板が法定要件に従っているかを確認すべきです。もし拳銃を隠して携帯することもしくはオープン・キャリーに関するテキサス州法についてご質問等があれば、大橋弘昌(ohashi@ohashiandhorn.com)、Jeff J. Horn Jr. (horn@ohashiandhorn.com)、 または Cody A. Kachel (ckachel@ohashiandhorn.com) までご連絡ください。